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心臓血管外科(症状/治療)

大 血 管

症状

大動脈瘤の原因の多くは動脈硬化であり、その危険因子である高血圧、高脂血症、喫煙、糖尿病などが関係しています。動脈硬化により血管の壁が弱くなり、だんだんと大きく膨らむといわれています。高血圧の患者さまの場合、血管に常に高い圧力がかかり、動脈瘤になりやすいとも言われています。

治療方法

【血管・グラフト】
大動脈瘤の治療は、破裂や解離という危険を避ける事が大前提です。その為に、動脈瘤がある程度の大きさまで拡大したところで切除して人工血管にて置き換えるという治療方法が一般的です。
この大動脈瘤で使用する人工血管には動脈瘤ができてしまった場所の元々の形状に合うように様々なサイズや形状の物があり、状況に応じて使い分けることができます。
また、近年ステントグラフトと呼ばれる人工血管に網目状の金属を取り付け、カテーテルで動脈瘤まで持って行き、動脈瘤の内側に人工血管を固定することで破裂を予防する治療も行われています。この方法は胸部や腹部を切り開く必要がなく体への負担は軽く済みます。

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弁 膜 症

症状

心臓にある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を弁膜症といいます。弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる狭窄症と弁の閉じ方が不完全な為に血液が逆流してしまう閉鎖不全症があります。

治療方法

【人工弁・人工弁輪】
人工弁輪を用いるなどして自身の弁を温存し、弁を修復する弁形成術と悪くなった弁を取り換える弁置換術があります。
弁形成術は、血液を固まりにくくする薬を飲み続ける必要がなく、出血のリスクが少ないことや人工弁の劣化による再手術を回避することができるなどのメリットがあり、僧房弁閉鎖不全症でよく行われます。
弁置換術は人工弁と呼ばれる機械弁か生体弁かのどちらかを自身の弁の代わりに植え込む手術でそれぞれの弁には一長一短があります。
機械弁は耐久性に優れていますが、血液を固まりにくくする薬を生涯飲み続けなければなりません。
生体弁は血液を固まりにくくする薬を飲み続ける必要はありませんが弁の耐久性に限界があり、10年~15年程度で正常に機能しなくなる可能性があります。
どちらの種類の弁を選択するかはそれぞれのライフスタイルによって大きく変わってくるので医師とよく相談して決定する必要があります。

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